藻類 | 文章 | 文章 | 文章 | |||||
病原体 | 文章 | 藍藻類(=シアノバクテリア)、緑藻類、珪藻類 | 文章 | 文章 | ||||
病気 | 文章 | グリーンで問題となる藻類はユレモ類(特にフォルミディウム)とヒビミドロ類がほとんどである。 藻類が発生すると、美観を損ねるばかりでなく、養分や酸素の供給が抑えられて芝が弱ってくる。 呼吸阻害剤(C類殺菌剤や重金属剤)の処理などで防除が試みられている。 しかし、A薬剤による防除よりも土を酸性に矯正、目土の施用、液肥の控え、ある程度芝をマット化するなど耕種的な方法で発生を抑制することが大切である。 |
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発生芝種・発生時期 | 文章 | 寒地型芝:5月~10月 暖地型芝:5月~10月 |
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赤焼病 | 文章 | ビシウム菌 | 文章 | 文章 | ||||
病原菌(属名) | 文章 | ビシウム菌 | 文章 | 文章 | ||||
病気 | 文章 | 高温度で高湿度条件下のみで発生する。特に夜温が高い時に要注意である。 急激に甚発生となるのでベントワングリーンのゴルフ場では以下の発生予察(Nutter-Schein Model )を心がけること。 最高気温27.7℃以上、最低気温20℃以上の日で、しかも90%以上の湿度が 9時間続けば発生の危険性が大きい。至急予防散布する。 本病原菌はどちらかといえば地上の茎葉部を這って広がる茎葉病であるので即効性のフェニルアミド剤の散布が効果的である。 しかし連続使用すると耐性菌が出やすいので他剤とのローテーション散布を心掛けること。 ピシウム病の場合と同様ホセチルとクロロネブの現地混用がローテーションの相手剤となる。 米国では茎葉を侵すピシウム病(赤焼病)と根腐れとなるピシウム病とに分け、使用する薬剤がそれぞれ別々に推奨されている。 |
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発生芝種・発生時期 | 文章 | 寒地型芝:7月~9月 暖地型芝:- |
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ビシウム病 | 文章 | ビシウム菌 | 文章 | 文章 | ||||
病気 | 文章 | “ピシウム病”は今のところ分類上赤焼病以外のピシウム菌による病気の総称とされている。いずれは病名が分けられるものである。 ピシウム菌は湿潤環境を極めて好む種類である。排水の良いサンドグリーンでも散水が頻繁に行われるため多湿となっている時間が長くなりピシウム菌は増殖できる。 発病した芝のソッドをビニール袋に入れておくと芝の上に空中菌糸が出てくるので診断に役立つ。 コウライグリーン、ベントグリーンいずれにも発生し、年中いずれかのピシウム菌が関与して病気が発生している。症状も様々で特定は困難である。 ピシウム病の防除は薬剤散布で有効であるが、低温期のピシウム病は根部病害のため防除には下方移行性を利用したホセチルとクロロネブの現地混用による散布が有効である。 |
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発生芝種・発生時期 | 文章 | 寒地型芝:2月~12月 暖地型芝:3月~11月 |
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フェアリーリング病 | 文章 | ビシウム菌 | 文章 | 文章 | ||||
病原菌(属名) | 文章 | 担子菌類 | 文章 | 文章 | ||||
病気 | 文章 | 病原菌としては3~6種類ある。白色ボール状のキノコを形成するホコリタケやニセショウロは種々の大きさの、シバフタケやコムラサキシメジは大型のリングを形成する。 いずれの菌も芝には病原性はないが、土壌中(深さ約10cmまで)で菌が腐生的に増殖蔓延し、その結果土壌は撥水性をおびて芝は水不足におちいる。 乾燥と菌の増殖結果による刺激物質で芝が異常生長、濃緑色化、あるいは枯死に至るとされている。 少雨で高温乾燥の年に大発生したり、排水のよいグリーンで発生が多いのはこのためである。 防除を考える場合、菌はリングの枯死部と濃緑色部の下の土壌中に蔓延しているのでこの部分に穴を開けた後、展着剤を加用して薬剤を灌水するのが効果的となる。 |
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発生芝種・発生時期 | 文章 | 寒地型芝:3月~12月 暖地型芝:3月~12月 |
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さび病 | 文章 | ビシウム菌 | 文章 | 文章 | ||||
病原菌(属名) | 文章 | プキニア菌 | 文章 | 文章 | ||||
病気 | 文章 | さび病の発生で芝は弱るが株全体が枯死することはない。 その理由は芝が枯死するとさび病菌も死ぬことになるからである。 つまりこの菌はサッチなどでは生活できず、生きた細胞が必要である。このような菌は絶対寄生菌といわれる。 またこの菌は芝の気孔(穴)からのみ侵入できる。 春、秋の日本芝にさび病が発生するが、寒地型芝にも冠さび病や黒さび病が発生するといわれている。 SH酵素阻害剤やEBI剤の散布で防除可能である。 |
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発生芝種・発生時期 | 文章 | 寒地型芝:4月~7月 / 9月~11月 暖地型芝:5月~7月 / 10月~11月 |
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