工法

芝生地を新たに造る場合は「張芝」が一般的でしたが、近年ではいくつかの新工法が開発されています。

播芝工法

  • 美しい仕上がりと、活着を早くする強風地での施工しやすさ。ティフトンなどをまき芝でターフにする時に、使われます。
    芝生をバラバラにほぐし、1株(茎)の苗にして床土に植え付けます。地表2~3cmの間に苗を定着しなければ発芽しないために専門的な機械が必要。ティフトンではこの工法で行われることが多い。

ポット苗移植工法(ティフトンPOT苗)

  • 芝生の施工には色々な方法がありますが、小学校や幼稚園の園庭などで張芝ではなくpot苗を植え付ける工法が多用されています(鳥取方式)。 そこで私どものpot苗での施工バリエーションを紹介いたします。
    <新植>
    芝床の固結を解消すること(5㎝~10㎝程度の土壌改良)が条件です、安易に硬い造成面にpot苗を植えつけて被覆はするものの、根が十分に下りていないのに使い出すと速く擦り切れるケースがあるようです。 工法は造成面の土を5㎝角程度に堀りビーポットに繁殖させたティフトン苗を植えつける方法です。 メリットは植え込み時のストレスが殆どありません、ポットの中で力を蓄えた状態ですので、すぐ繁殖が始まります
    <補植>
    ティフトン芝のサッカー場や多目的グラウンド、野球場外野などの裸地や擦り切れなどによりダメージが激しい場所に補植し養生管理をする生育スピードが速いので短期間で修復可能である。

ビッグロール工法

  • 施工の簡便化と省力化、施工期間の大幅短縮が可能なカット芝。
    エルトロビックロール芝(擦り切れに強く管理しやすい芝生)ビクトールビックロール芝(緑色の期間が長く美しい芝生)で可能です、大きさは1巻き 10㎡(約1m×10m)

ロール芝

  • 従来のロール芝より一枚の面積がはるかに多く軽い製品です。 エルトロ・ロール芝とビクトール・ロール芝があります。

    1. 従来のロール状のものより幅・長さ共に大きく、施工が早くきれいに仕上がる
    2. 従来のロール状のものより土が少なく軽いので、小運搬の負担を下げ、施工効率をあげる
    3. 少人数で早期の施工が可能で、施工コストを軽減する
    4. 早い、芝生地の出来上がりが期待できる

WOS(ウインターオーバーシーディング)

  • 冬場に枯れてしまう暖地型芝生の上から、冬場も緑を保つ寒地型芝生の種子をまき、1年中芝生を常緑に保ちます。
    エバーグリーンを実現するには暖地型芝をベースに9月頃に寒地型芝(冬芝)を播種します、暖地型芝が11月には休眠して枯色になりますが、その上を冬芝の緑で覆い、晩秋から早春までの美しい景観を保ちます。

芝生洗浄(カット芝)

  • 芝に付いている土を洗い落とすことで、殺菌及び雑草の種子などがなくなります。 土を洗い落とすことで、路盤との層が無くなり水はけもよく、根の伸びが速く 施工後の生育に好影響を与えます。