品種・肥料等

芝生品種

  • 高麗芝

    野芝に比べ小型で、ほふく茎の分岐が多く、より緻密な芝生を形成する。
    葉色は深緑で、葉幅2㎜長さ50㎜で草丈は50~150㎜である。
    北海道を除き、一般芝生地や競技場芝生等としても最も多く利用されている。

  • 野芝

    芝生としては比較的粗であるが、環境適応性が高く、やせ地にも良く耐えて生育する。
    大面積の地表面保護などの粗放管理的な利用に適す。
    葉幅5㎜長さ100㎜で草丈は100~200㎜である。

  • ビクトール

    改良高麗芝。(ニチノー緑化)カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)によって育成開発されたビクトールは、優良な遺伝子を種間交雑することにより、これまでの日本芝の欠点を大幅に改良した全く新しいハイブリッド品種(Zoysia spp.)です。葉幅は広葉コウライと同等です。 1.育成速度が速い。 2.緑色保持期間が長い。3.ダメージからの回復が速い。 4.維持管理が容易でメンテナンスコストもあまりかからない

  • エルトロ

    改良野芝。(ニチノー緑化)従来のノシバに比べターフ形成が速い。ライゾームの層が厚く、ダメージからの回復が速い。低刈りに堪え、仮高は10㎜~80㎜と幅が広い。乾燥に強い。
    (雨が少なかった九州地区ゴルフ場において、エルトロは乾燥に強いことを示した)ノシバと比較し、維持管理の手間を軽減できる。

  • 緑光

    改良高麗芝。生育速度が速く、緑色保持期間が長い。ダメージからの回復が速く、維持管理が容易で、メンテナンスコストもあまりかからない。葉幅は広葉コウライと同等。出穂が白いので目立たない。

  • ひめの

    改良野芝。(ゾイシアンジャパン)ヨコに伸び、タテに伸びにくい為、刈込みが軽減できる緑が濃く花穂がほとんどつかない葉幅は野芝と同等である。省管理型芝生

  • ウィンターフィールド

    改良高麗芝。(住友林業緑化)生育速度が速く、緑色保持期間が長い。ダメージからの回復が速い、葉幅は姫コウライと同等(幅1㎜ 長さ40㎜)です。

  • TM9

    改良高麗芝。(トヨタルーフガーデン)姫コウライ芝の選抜種で葉幅はほぼ同等である。年1回の芝刈りでも美しい状態を維持する。戸建住宅の庭に大人気

洋芝

  • ティフトン419

    アメリカで品種改良された暖地型西洋芝で、バミューダグラスといわれる草種の一つです。日本芝に比べ、非常に繁殖力が強く踏圧、擦り切れからの回復力が強いのが大きな特徴です、その性質からサッカー場、スポーツ競技場で利用され、また他にもWOSのベースとしてもよく利用されています。

  • フェニックスターフ

    メリカで品種改良された暖地型西洋芝で、バミューダグラスと言われる草種の一つです。日本芝に比べ、非常に繁殖力が強く踏圧、擦り切れからの回復力が強いのが大きな特徴です。その性質からサッカー場、スポーツ競技場で利用され、また他にもWOSのベースとしてもよく利用されています。そのWOSのトランジッションが掛け易いドワーフタイプである。

  • セントオーガスチン(イヌシバ)

    西インド諸島が原産である。草丈は10~15㎝程度の低性、地上ほふく茎により旺盛に広がり、幅広の葉で地表面を密に被覆し、ほとんどの雑草に侵入を抑える。この品種もアレロパシーの作用があるといわれ、雑草の発生や侵入を抑制する。土壌はあまり選ばないが、肥沃な適湿地で生育がより高まる。耐陰性が暖地型芝生の中で最も高く、また耐塩性も高いので、沿岸部での生育も可能である。

  • ティフブレア

    草丈は10~20㎝程度で、地表面を密に被覆し、雑草の侵入を抑える。アレロパシーの作用があるといわれ、雑草の発生や侵入を抑制する。芝生としては、やや粗いが、垂直方向へあまり伸びないので、刈り込み頻度が軽減できる。生育適応範囲は広く、痩せ地でも生育が可能である。

  • ブルーグラス

    ターフ品質が良好であるこの草種は、きわめて強健でターフ密度が高いため、土壌や管理の条件が良ければ関東平坦地以西での利用も可能です。反対に欠点は、発芽・初期生育が遅いことです。そのため、この草種を利用する場合は、同種で初期生育の早いタイプの品種と混合したり、他の寒地型芝と混合して播種する。

  • パスパラム

    塩害に最も強く、冠水抵抗性も強い。成長は旺盛で早く、耐寒性は極端に劣る。葉色は濃い緑で葉幅はティフトンと同等である。

グランドカバー品種

  • ヒメイワダレソウ

    9.0㎝ POT(1ケース28入り)で栽培されます。地面を這うように広がり、ピンクの花をたくさんつけます。草丈はあまり伸びず、這性があり、丈夫な性質から、よくグランドカバーとして利用されます。花弁も小さな白い花を咲かせ、中央部分が黄色やピンクがかっており、観賞用としても最適です。田んぼのあぜ道や駐車場で育てることもオススメです。

  • ティフトン419苗

    5㎝~6.5㎝pot径(25pot入りのビーポット30㎝×30㎝)での栽培です。アメリカで品種改良された暖地型西洋芝で、バミューダグラスといわれる草種の一つです。日本芝に比べ、非常に繁殖力が強く踏圧、擦り切れからの回復力が強いのが大きな特徴です。その性質からサッカー場、スポーツ競技場で利用され、また他にもWOSベースとしてもよく利用されています。最近では幼稚園、小学校や緑地帯に1平方メートルに4POT植え付け6月頃から約3ヵ月の初期養生管理で芝生地を作る施行方法もある。

  • ヒペリカムカリシナム

    草丈20~60㎝の矮性種で、グランドカバーに適します。
    全体に花がつき、日向から半日陰まで良く育ちます。

  • フッキソウ

    和風、洋風花壇のグランドカバーに利用されます。日陰でもよく育ち、美しい緑 を維持します。背丈が高くなってきたら春に根本から刈り込むと早い時期に再生 して美しくなります。

  • ツルニチニチソウ

    長いつるが伸びて、春に淡紫色花が咲きます。光沢のある葉もなかなかきれいで すが、斑入り葉の品種もあります。寒さに強く、性質も極めて丈夫で栽培しやす い宿根草です。カバープラントや観賞用に利用されています。

  • シバザクラ

    広い面積に、絨毯のように咲き丈夫でよく広がり、そのうえほとんど手間がかか りませんので、グランドカバーとしてはうってつけの植物です。草丈は10㎝程度 で、芝のように横に広がります。色は、白、桃、赤の他にもたくさん出ています。 暑さや寒さ、乾燥にも強く、大変丈夫な草花です。

  • フイリヤブラン

    ヤブランの葉の緑に白い線が入った園芸種。紫の穂状の花が咲き揃い美しい。 花貴以外では葉物として美しく楽しめる。日当りでもよく育つが、やや葉焼けを 起こしやすいので、日陰での活用が多い。

  • アガパンサス

    紫色の花を散形に多数つけ豪華にして、清楚な感のある植物です。花が付くと丈 が50㎝~70㎝になります。丈が50~70㎝になります。花色は濃紫、淡青、白な ど。性質は強健で冬は葉が枯れ込みます。繁殖は株分けにて可能です。

  • アジュガ

    温帯から熱帯にかけて、およそ50種が自生している。シソ科の多年草で、日本に は本州、四国、九州に分布している。別名をセイヨウキランソウとも呼ぶ。2セ ンチほどの小花が多数集まって、直立する長い穂状になって咲く。草丈は20セ ンチから50センチ、花形も花色も多岐にわたるので、用途に合わせて選ぶ。 花期は4月から5月。茎挿しで繁殖し、日陰の痩せた土壌でも栽培できる。

  • ヘメロカリス

    日本原産の植物から作りだされた品種の為、上部で良く育ちます。育て方は、日 当たりの良い場所を好みますが、暑さの厳しい地域では真夏の高温期には半日陰 になるような場所を好みます。水はけのよい腐植室の多い肥沃な土を好みます。 増やし方は株分けで簡単に増やすことができます。10月ごろの花が咲き終わった あとに切り分けます。

  • コグマザサ

    クマザサの品種の小型の緑葉種。葉の長さは7㎝内外、幅1.5㎝内外。近年、ササ 類の中で最も多用される種類である。日照は陽地~半陽地/耐潮性はやや強い/ 耐寒地は強い/刈込に強い/移植が容易

  • タマスダレ

    タマスダレは玉簾の意味で、明治初期に園芸用に導入された。南米原産。地下 に球根があり、痩せた場所にも良く耐えて次第に増えてくる。葉は細くて肉質 で厚みがある。夏から秋にかけて開花する。日光が十分にあたると花は良く開 くが半日陰では半開きとなる。夜には閉じてしまう。密生すると花茎が長くな り、写真のように花だけが見える状態になる。

  • ダイコンドラ

    丸く可愛らしいシルバーリーフの葉が特徴で、少々の踏みつけなどにも強くグラ ンドカバーに利用されることが多いです、株分けで容易に増やせますので、寄せ 植えやあちこちのアクセントプランツとして利用できます、土壌は水はけのよい 状態で乾燥気味にして下さい。

肥料等

  • 緩効性肥料 バーディーグリーン

    芝生・法面用施肥 16―10―14
    1回当たりの芝生施肥料は40g~60gで年間に2回散布